渡邉教授あいさつ

藤田医科大学
ばんたね病院 教授
渡邉 英一
Eiichi Watanabe
- ■専門分野
- 不整脈学、心電学
- ■所属学会
- 日本内科学会(東海地方会評議員)、日本循環器学会(代議員)、日本心臓病学会、日本不整脈心電学会(理事)、日本生体医工学会、日本時間生物学会、日本心不全学会、日本救急医学会、Heart Rhythm Society、American Heart Association、European Heart Rhythm Association
- ■略歴
- 1987年3月 山形大学医学部卒業
- 1987年4月 聖路加国際病院内科
- 1991年4月 名古屋大学第一内科入局
- 1991年4月 名古屋大学環境医学研究所循環器部門(大学院)
- 1995年4月 ルイジアナ州立大学分子生化学講座研究員
- 1996年1月 医学博士(名古屋大学)取得
- 1997年8月 名古屋第一赤十字病院救急部医員
- 1999年7月 藤田保健衛生大学 循環器内科講師
- 2009年4月 藤田保健衛生大学 循環器内科准教授
- 2012年9月 藤田保健衛生大学 循環器内科教授
- 2020年4月 藤田医科大学 ばんたね病院循環器内科教授
英文プロフィール
https://enwatan.jimdo.com/
信頼される地域医療と循環器医養成のために
私は1999年7月より20年にわたり本院に勤務しておりましたが、この度、2020年4月よりばんたね病院に異動して参りました。ばんたね病院は1930(昭和5)年に財団法人坂文種報徳会により開院し、その後1971(昭和46)年より藤田学園の教育病院になりました。今日まで中村区と中川区の約35万人を診療圏とする基幹病院としての役割を果たしてきました。当院の循環器内科は、渡邉佳彦先生(1990年~2003年)により礎が築かれ、次いで野村雅則先生(2003年~2011年)と井澤英夫先生(2011年~2020年)により発展を続けて参りました。今後も、クリニックや病院の先生方と親密な連携をとりながら地域医療に励んで参りたいと考えます。
心臓病は循環器疾患とも呼ばれ、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、心不全(心臓機能の低下)、不整脈(心房細動など)の3つに分けられます。ばんたね病院の循環器内科は少ない医局員ながらも、この3つの分野に適切な人を招き育てて精鋭部隊で診療にあたります。3名の准教授はそれぞれの分野のエキスパートであり、当科は3本の柱で支えられております。心筋梗塞や心房細動といった重篤な疾患に対して,インターベンションやカテーテルアブレーションによる救命に努めております。また、慢性期の心不全には最適な薬物治療に加えて心臓リハビリテーションの介入を続けております。学生や研修医は、これらの専門的な知識や手技に触れて、将来循環器を専攻する人が一人でも多く生まれることを期待しております。新専門医制度が発足しましたが、本院と連携し、経験すべき症例数や最終的な到達度など目標を決めた研修プロラムを作成しております。
最後になりましたが、クリニックや近隣病院の先生方の、ご支援とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。